こんにちは!みなさん、コンビニでお菓子を買うとき、ふと不思議に思ったことはない?
「このプリン、どうやってここにやってきたんだろう?」
「なぜいつ行っても、パンやおにぎりが並んでいるんだろう?」
実はこれ、とっても上手な「ものの流れ」、つまり「流通」という仕組みがあるからなんです。
今日は、みんながよく行くスーパーやコンビニが、どんなふうに品物を仕入れて、私たちの手元に届けているのか、そのひみつを探検します!知れば知るほど、お店に行くのがもっと楽しくなっちゃうよ。
- 【実生活の視点】コンビニは“ちょうどいい”がたくさん!
まずは、みんなの大好きなコンビニから見てみよう。コンビニには、とっておきの「3つのすご技」があるんだ。
· すご技① おにぎりは“できたて”:コンビニのおにぎりやサンドイッチは、工場でご飯やパンに具をのせるまでを済ませて、お店に届けるんだ。そして、お店でラップをかけて完成!だから、“できたて”に近い状態で食べられるんだよ。
· すご技② 季節を先取り!:クリスマスやバレンタインのデザートが、まだその日が来ていないのに並んでいるよね。これは、みんなが「そろそろ楽しみだな」と思うタイミングを計算して、ちゃんと準備をしているからなんだ。
· すご技③ 品切れが少ない:コンビニには、売れた商品がすぐにわかるシステムがあるんだ。例えば、カップ麺が1個売れると、その情報が自動的に会社に伝わって、すぐに届ける準備が始まるんだよ。まるで、品物たちが「ぼくが売れたよ!」とお知らせしているみたいだね。
- 【基本ルール】ものには“通り道”がある!
スーパーやコンビニに商品が並ぶまでには、決まった“通り道”があります。これは「流通」の基本の形です。
- メーカー(ものを作る人):お菓子や飲み物を作る工場です。
- 問屋(といや)【仲買人】:メーカーから商品を一度にたくさん買って、スーパーやコンビニに届ける、いわば「ものの集配センター」です。スーパーが一つ一つメーカーから買うのは大変なので、問屋さんがまとめてくれるんです。
- 小売店(こうりてん)【売る人】:スーパーやコンビニのことです。問屋さんから商品を仕入れて、私たち消費者に売ってくれます。
この3つの通り道があって、初めて私たちはおいしいものを買うことができるんだね。問屋さんは、縁の下の力持ちなんだよ。
- 【心理的アプローチ】“品物の旅”を想像してみよう!
「流通」って言葉、なんだか難しく聞こえるよね。そんな時は、一つの商品が旅をする物語を想像してみるのがおすすめだよ。
例えば、イチゴのショートケーキの場合:
- 牧場:北海道の牧場で、牛さんがおいしいミルクを出してくれる。
- 工場:そのミルクで生クリームを作り、ふわふわのスポンジと、甘いイチゴを組み合わせてケーキを作る。
- トラック:ケーキを冷やしながら、大切にスーパーまで運ぶ。道中、振動で形がくずれないように、とっても気をつかっているんだ。
- スーパー:キレイに飾って、みんなが「わあ、おいしそう!」って手に取るのを待つ。
こんな風に、一つの商品にも、たくさんの人や場所を経てみんなのところにやってくる“物語”があるんだ。考えると、なんだかワクワクしない?
- 【失敗しやすいポイントと対策】「問屋」ってなに?を解決!
「問屋(といや)」って、みんなの生活にはあまりなじみのない言葉だよね。なかなかイメージがわきにくいと思うんだ。そこで、とっておきのたとえ話を紹介するね。
「問屋さん」は、学校の“お便り配り係”みたいなもの!
· 先生(メーカー)が、おたより(商品)を書きます。
· それを、クラスの全員分、一人一人に配るのは大変ですよね。
· そこで、お便り配り係(問屋)が、先生から全員分のおたをもらって、クラスメイト(スーパーやコンビニ)に配ってくれるんです。
これなら、先生はおたよりを書くことに集中できるし、みんなは確実におたよりを受け取れるよね。問屋さんは、ものの世界の「お便り配り係」で、とっても大切な仕事をしているんだよ。
【練習問題】今日からできる“流通調査隊”
さあ、学んだことを活かして、君も“流通調査隊員”になってみよう!おうちの人とお買い物に行くときに、ちょっとだけ視点を変えて観察してみてね。
【ミッション】
スーパーやコンビニで、次の2つを探してみよう!
- “消費期限”と“賞味期限”を見つけよう!
· おにぎりやサラダには「消費期限」(安全に食べられる期限)が、
· ポテトチップスやジュースには「賞味期限」(おいしく食べられる期限)が書いてあるよ。どうして違いがあるのか、考えてみよう! - “産地”をチェックしよう!
· 野菜や果物のコーナーに行って、どこで作られたものか、ラベルを見てみよう。遠い県や外国から来ているものはあるかな?
【わかったことをメモしてみよう】
· 消費期限が短いもの(例:お弁当)→ すぐに食べないといけないから、近くの工場で作られていることが多いよ。
· 賞味期限が長いもの(例:缶詰)→ 遠くの工場で作られても大丈夫。
· 産地が遠いもの→ トラックや船で長い時間をかけて運ばれてきたんだね。
【まとめ】
今日の探検でわかった、スーパーとコンビニのひみつをおさらいしよう!
· コンビニは“できたて”と“便利”を実現するすごい仕組みがいっぱい!
· 商品が手元に届くまでには、「メーカー→問屋→小売店」という“通り道”がある。
· 問屋さんは、ものを集めて配る、縁の下の力持ち。
· 一つの商品にも、工場からお店まで続く長い“旅の物語”がある。
次にできる小さな一歩:
次にコンビニでお菓子を手に取る時、スーパーで野菜を選ぶ時、ちょっとだけラベルを見てみてね。「この牛乳はどこから来たんだろう?」「このおにぎりは、どうやってここに並んだんだろう?」と想像するだけで、いつものお買い物が、ちょっと特別な探検に変わるよ!

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