こんにちは!みなさん、今日はどんな1日でしたか?
学校から帰って、友達とオンラインゲームをした人もいるかな?それとも、動画で好きなアニメを見たり、おうちの人とネットでお買い物をした?
実は、こうしたみんなの当たり前の毎日を、影で支えてくれている「情報産業」というものがあるんです。
「情報産業」って聞くと、なんだか難しそう…と思うかもしれません。でも大丈夫!今日は、スマホやパソコンの向こう側でどんなことが起きているのか、みんなの身近な例でたんけんしていきます。知れば、いつものゲームやネットが、もっと楽しくなることまちがいなしです!
- 【実生活の視点】みんなの毎日は“情報”でいっぱい!
まずは、みんなの身の回りにある「情報産業」を探してみよう。実は、とっても身近なところにたくさんあるんだよ。
· ゲームや動画配信:友達と遊んでいるオンラインゲームや、YouTubeの動画は、どこかの大きな会社の「サーバー」という特別なコンピューターにしまわれていて、みんなのリクエストに答えて送り届けられているんだ。これも立派な情報産業の仕事だね。
· 地図アプリ:お出かけの時に使う地図アプリ。今いる場所を教えてくれたり、目的地までの道順をすぐに教えてくれる。これは、衛星からの情報と、たくさんの道路のデータを、一瞬で計算しているからできることなんだ。
· 電子マネーやQRコード決済:お店でピッとするだけでお買い物ができるのは、みんなの「お金の情報」が安全にやりとりされているから。情報を守る仕事も、大切な情報産業のひとつだよ。
- 【基本ルール】情報産業は“3つのお仕事”に分けられる
情報産業は、大きく分けて3つのお仕事があるんだ。これは、情報を「集める・作る」「届ける」「使う」の流れだよ。
- 情報を「集める・作る」仕事:
· ニュースを作るテレビ局や新聞社。
· みんなが使うアプリやゲームのソフトを開発する会社。
· 天気予報のデータを集める気象庁。
· つまり、情報そのものを生み出す仕事だね。 - 情報を「届ける」仕事:
· インターネットをつなげてくれる通信会社(NTTやソフトバンクなど)。
· 郵便や宅配便で手紙や荷物を届ける仕事(情報が紙や品物にのって届いていると考えよう)。
· 情報を運ぶ、道路やパイプのような役割だよ。 - 情報を「使う」仕事:
· スーパーが売れ筋のデータを見て、どんな商品を多く仕入れるか決める。
· 図書館がコンピューターで本を管理する。
· 集まった情報を上手に利用して、もっと便利なくらしを作る仕事だね。 - 【心理的アプローチ】“情報”を“たからもの”に変えるゲーム
「情報」って、目に見えないから、つかみどころがないよね。そんな時は、こんなゲームを想像してみて!
「情報」は、RPGゲームの“マップ”や“アイテム情報”みたいなもの!
· 知らないダンジョンに入ると、真っ暗でどこに何があるかわからないよね。でも、マップを手に入れれば、宝箱の場所や敵がどこにいるかがわかって、冒険がぐっとラクになる。
· それと同じで、情報は、私たちの生活をより良くするための「便利なマップ」や「攻略本」のようなものなんだ。
· 例えば、天気予報という「情報」があれば、「明日は雨だから傘を持っていこう」と準備できる。これって、雨にぬれずにすむという“宝物”を手に入れたようなものだよね!
- 【失敗しやすいポイントと対策】「情報」と「もの」を区別しよう
「情報」と、実際の「もの」をゴッチャにしちゃうことがあるよね。それを区別するための、かんたんな考え方を紹介するね。
例:音楽
· 「もの」:CDやレコード。これは手で触れることができる「もの」だね。
· 「情報」:そのCDに入っている音楽そのもの。今、みんながスマホで聴いているストリーミングの音楽は、CDという「もの」がなくても、データという「情報」として届いているんだ。
だから、情報産業は「音楽そのもの」や「動画そのもの」を作ったり届けたりする仕事、と考えればいいんだよ。 データは目に見えないけど、とっても価値がある“デジタルなもの”なんだね。
【練習問題】今日からできる“情報産業たんけん隊”
さあ、学んだことを使って、身の回りの情報産業を発見してみよう!おうちの人と話しながらやってみるのも楽しいよ。
【ミッション】
次の3つのシーンで、どんな「情報」がやりとりされているか、考えてみよう!
- シーン①:家族でネット注文したピザが届くまで
· どんな情報が使われているかな?
· ヒント:注文する時、配達する時…。 - シーン②:スマホで友達とビデオ通話する時
· どんな情報が流れているかな?
· ヒント:声や、顔の映像…。 - シーン③:電車の時刻表アプリを見る時
· どんな情報を“使って”いるかな?
· ヒント:電車の位置や、ダイヤのデータ…。
【考え方の例】
· シーン①:ピザの「注文情報」が店に伝わり、店の「場所情報」を元に配達員さんが家まで来てくれる。さらに、代金を電子マネーで支払うと「決済情報」も流れているんだ。
· シーン②:みんなの「声の情報」と「映像の情報」が、インターネットを通じて友達のスマホに届いているんだよ。
· シーン③:鉄道会社が持っている「電車の運行情報」というデータを、アプリが地図と組み合わせて教えてくれているんだ。
【まとめ】
今日のたんけんでわかった、情報産業のひみつをおさらいしよう!
· 情報産業は、情報を「集める・作る」「届ける」「使う」 の3つの仕事に分かれる。
· ゲームや動画、地図アプリなど、みんなの楽しい毎日は情報産業に支えられている。
· 「情報」は、目には見えないけど、くらしをラクで楽しくするための、とっても便利な“道具”や“マップ”のようなもの。
次にできる小さな一歩:
次に動画を見たり、ゲームをしたりするとき、ちょっとだけ考えてみてね。「この動画は、どこの大きなコンピューターから届いているんだろう?」「このゲームのデータは、どうやって守られているんだろう?」。ほんの少し考えるだけで、スマホの画面の向こう側に、広がる情報の世界が見えてくるはずだよ!

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