5ー3 スマホの向こう側で何が起きている?~情報産業がくらしを支えるひみつ~


こんにちは!みなさん、今日はどんな1日でしたか?
学校から帰って、友達とオンラインゲームをした人もいるかな?それとも、動画で好きなアニメを見たり、おうちの人とネットでお買い物をした?
実は、こうしたみんなの当たり前の毎日を、影で支えてくれている「情報産業」というものがあるんです。

「情報産業」って聞くと、なんだか難しそう…と思うかもしれません。でも大丈夫!今日は、スマホやパソコンの向こう側でどんなことが起きているのか、みんなの身近な例でたんけんしていきます。知れば、いつものゲームやネットが、もっと楽しくなることまちがいなしです!

  1. 【実生活の視点】みんなの毎日は“情報”でいっぱい!

まずは、みんなの身の回りにある「情報産業」を探してみよう。実は、とっても身近なところにたくさんあるんだよ。

· ゲームや動画配信:友達と遊んでいるオンラインゲームや、YouTubeの動画は、どこかの大きな会社の「サーバー」という特別なコンピューターにしまわれていて、みんなのリクエストに答えて送り届けられているんだ。これも立派な情報産業の仕事だね。
· 地図アプリ:お出かけの時に使う地図アプリ。今いる場所を教えてくれたり、目的地までの道順をすぐに教えてくれる。これは、衛星からの情報と、たくさんの道路のデータを、一瞬で計算しているからできることなんだ。
· 電子マネーやQRコード決済:お店でピッとするだけでお買い物ができるのは、みんなの「お金の情報」が安全にやりとりされているから。情報を守る仕事も、大切な情報産業のひとつだよ。

  1. 【基本ルール】情報産業は“3つのお仕事”に分けられる

情報産業は、大きく分けて3つのお仕事があるんだ。これは、情報を「集める・作る」「届ける」「使う」の流れだよ。

  1. 情報を「集める・作る」仕事:
    · ニュースを作るテレビ局や新聞社。
    · みんなが使うアプリやゲームのソフトを開発する会社。
    · 天気予報のデータを集める気象庁。
    · つまり、情報そのものを生み出す仕事だね。
  2. 情報を「届ける」仕事:
    · インターネットをつなげてくれる通信会社(NTTやソフトバンクなど)。
    · 郵便や宅配便で手紙や荷物を届ける仕事(情報が紙や品物にのって届いていると考えよう)。
    · 情報を運ぶ、道路やパイプのような役割だよ。
  3. 情報を「使う」仕事:
    · スーパーが売れ筋のデータを見て、どんな商品を多く仕入れるか決める。
    · 図書館がコンピューターで本を管理する。
    · 集まった情報を上手に利用して、もっと便利なくらしを作る仕事だね。
  4. 【心理的アプローチ】“情報”を“たからもの”に変えるゲーム

「情報」って、目に見えないから、つかみどころがないよね。そんな時は、こんなゲームを想像してみて!

「情報」は、RPGゲームの“マップ”や“アイテム情報”みたいなもの!

· 知らないダンジョンに入ると、真っ暗でどこに何があるかわからないよね。でも、マップを手に入れれば、宝箱の場所や敵がどこにいるかがわかって、冒険がぐっとラクになる。
· それと同じで、情報は、私たちの生活をより良くするための「便利なマップ」や「攻略本」のようなものなんだ。
· 例えば、天気予報という「情報」があれば、「明日は雨だから傘を持っていこう」と準備できる。これって、雨にぬれずにすむという“宝物”を手に入れたようなものだよね!

  1. 【失敗しやすいポイントと対策】「情報」と「もの」を区別しよう

「情報」と、実際の「もの」をゴッチャにしちゃうことがあるよね。それを区別するための、かんたんな考え方を紹介するね。

例:音楽

· 「もの」:CDやレコード。これは手で触れることができる「もの」だね。
· 「情報」:そのCDに入っている音楽そのもの。今、みんながスマホで聴いているストリーミングの音楽は、CDという「もの」がなくても、データという「情報」として届いているんだ。

だから、情報産業は「音楽そのもの」や「動画そのもの」を作ったり届けたりする仕事、と考えればいいんだよ。 データは目に見えないけど、とっても価値がある“デジタルなもの”なんだね。

【練習問題】今日からできる“情報産業たんけん隊”

さあ、学んだことを使って、身の回りの情報産業を発見してみよう!おうちの人と話しながらやってみるのも楽しいよ。

【ミッション】
次の3つのシーンで、どんな「情報」がやりとりされているか、考えてみよう!

  1. シーン①:家族でネット注文したピザが届くまで
    · どんな情報が使われているかな?
    · ヒント:注文する時、配達する時…。
  2. シーン②:スマホで友達とビデオ通話する時
    · どんな情報が流れているかな?
    · ヒント:声や、顔の映像…。
  3. シーン③:電車の時刻表アプリを見る時
    · どんな情報を“使って”いるかな?
    · ヒント:電車の位置や、ダイヤのデータ…。

【考え方の例】

· シーン①:ピザの「注文情報」が店に伝わり、店の「場所情報」を元に配達員さんが家まで来てくれる。さらに、代金を電子マネーで支払うと「決済情報」も流れているんだ。
· シーン②:みんなの「声の情報」と「映像の情報」が、インターネットを通じて友達のスマホに届いているんだよ。
· シーン③:鉄道会社が持っている「電車の運行情報」というデータを、アプリが地図と組み合わせて教えてくれているんだ。

【まとめ】

今日のたんけんでわかった、情報産業のひみつをおさらいしよう!

· 情報産業は、情報を「集める・作る」「届ける」「使う」 の3つの仕事に分かれる。
· ゲームや動画、地図アプリなど、みんなの楽しい毎日は情報産業に支えられている。
· 「情報」は、目には見えないけど、くらしをラクで楽しくするための、とっても便利な“道具”や“マップ”のようなもの。

次にできる小さな一歩:
次に動画を見たり、ゲームをしたりするとき、ちょっとだけ考えてみてね。「この動画は、どこの大きなコンピューターから届いているんだろう?」「このゲームのデータは、どうやって守られているんだろう?」。ほんの少し考えるだけで、スマホの画面の向こう側に、広がる情報の世界が見えてくるはずだよ!

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