こんにちは!キミは、大きな古墳を見たことがあるかな?「なぜ、あんなに大きな墓を作ったんだろう?」「聖徳太子って、どんなすごい人だったんだろう?」と不思議に思ったことはない?
実は、古墳時代から飛鳥時代にかけて、日本という国の基礎ができあがったんだ。今日は、キミをタイムトラベルにご案内!古墳や聖徳太子のひみつを、一緒にのぞいてみよう。
- 【実生活の視点】古墳は“パワースポット”?
キミの住んでいる地域にも、もしかしたら古墳があるかもしれないね。例えば、大阪の仁徳天皇陵古墳は、エジプトのクフ王のピラミッドや中国の秦始皇陵と並ぶ、世界三大墳墓の一つなんだ。でも、なぜこんなに大きな古墳を作ったんだろう?
それは、古墳が「大きな力を持っていますよ」というアピールだったから。今でいうと、大きな会社の本社ビルや、有名なタワーみたいなものだね。大きな古墳を作れるということは、それだけ多くの人を動かせる力があるってこと。それが、その地域のリーダーの力を示すシンボルだったんだ。
- 【基本ルール】飛鳥時代の3大ニュース
飛鳥時代は、日本が大きく変わった時代。特に重要な3つの出来事を押さえよう。
- 聖徳太子の活躍
· 冠位十二階:能力がある人を役人に登用する制度
· 十七条の憲法:役人の心構えを示したもの
· 遣隋使の派遣:中国の進んだ文化や技術を学ぶため - 大化の改新(645年)
· 蘇我氏を倒し、天皇中心の政治を目指した
· 公地公民制:土地と人民は国のものとする - 律令制度の整備
· 701年、大宝律令が完成
· 日本という国のかたちがしっかりしてきた - 【心理的アプローチ】聖徳太子になりきってみよう!
「もしキミが聖徳太子だったら、どんな国を作りたい?」と考えてみよう。
・多くの人が能力を発揮できる社会にするには?
・外国とどう付き合っていく?
・争いをなくすにはどうしたらいい?
聖徳太子は「和を以て貴しと為す」と言ったんだ。これは「みんなが仲良くすることが一番大事だよ」という意味。キミなら、どんな方法でみんなの和を深める?
- 【失敗しやすいポイントと対策】「大化の改新」の本当の意味
「大化の改新=中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我氏を倒した」とだけ覚えていませんか?実はそれだけじゃないんだ。
大化の改新の本当の意味は、それまでの豪族中心の政治から、天皇を中心とした中央集権国家を作ろうとしたこと。今でいうと、バラバラだった会社を一つにまとめて、社長を中心とした組織に変えたようなものだね。
でも、これには落とし穴もあったんだ。急な改革に反対する人も多く、完全に成功したわけじゃなかった。歴史の出来事には、良い面と悪い面の両方があることを覚えておこう。
【練習問題】飛鳥時代タイムトラベルクイズ
Q1. 聖徳太子が定めた、能力のある人を役人にする制度は?
① 憲法十七条 ② 冠位十二階 ③ 公地公民制
Q2. 大化の改新で目指した政治の形は?
① 豪族中心の政治 ② 天皇中心の政治 ③ 武士中心の政治
Q3. 聖徳太子が中国に送った使者を何という?
① 遣唐使 ② 遣隋使 ③ 留学生
【答えと解説】
A1. ② 冠位十二階
家柄ではなく能力で人を評価する画期的な制度だったんだ。
A2. ② 天皇中心の政治
それまでの豪族が力を持ちすぎていたので、天皇を中心とした国づくりを目指したんだ。
A3. ② 遣隋使
隋という国に使者を送り、進んだ文化や技術を学ばせたんだ。
【まとめ】
今日のタイムトラベルでわかったこと:
・古墳は権力のシンボルで、日本各地に作られた
・聖徳太子は冠位十二階や憲法十七条で国づくりを進めた
・大化の改新で天皇中心の政治が始まった
次にできる小さな一歩:
キミの住んでいる地域の歴史博物館を調べてみよう!古墳の出土品や、飛鳥時代の資料が展示されているかもしれないよ。そして、もし古墳を見る機会があったら、「この古墳を作った人は、どんな思いで作ったんだろう?」と想像しながら見てみてね。歴史がもっと楽しくなるはずだよ!

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