1. 導入(つかみ)
「読書感想文で“物語の山場を書きましょう”って言われても…山場ってどこ?」
「クライマックスって、ただ盛り上がってるところでしょ?」
こんなふうに思ったこと、あるんじゃないかな。
たしかに“山場”とか“クライマックス”って言われると、なんだかカッコいいけど、実際は「え、それどこ?」ってなるよね。
でも大丈夫!物語の山場って、ちゃんと探すコツがあるんだ。しかもそのコツは、映画やマンガを読むときにも役立つんだよ。
今日は「山場・クライマックスの見つけ方」を、4つの視点からわかりやすく解説していくね。
2. 本文(多角的に解説)
① 実生活の視点:日常にも“山場”はある!
たとえば運動会のリレー。
スタートも大事だけど、一番ドキドキするのはラストの直線、アンカー同士の勝負じゃない?
そこが「山場」なんだ。
物語も同じで、「ここだ!」ってドキドキする瞬間がある。つまり、読んでいて一番気持ちが盛り上がる場面がクライマックスだと思えばOK。
② 基本ルールや理論:山場は“問題が解決するとき”
国語の教科書的に言うと、山場とは 主人公がぶつかっていた問題に決着がつく瞬間 のこと。
たとえば…
迷子の子どもがやっと家族に会えた 主人公が勇気を出して友達に本音を言えた スポーツの試合で逆転した
こういう瞬間が、物語のクライマックス。つまり「物語のゴール直前の一番の盛り上がり」ってことなんだ。
③ 心理的アプローチ:映画やアニメを思い出す
難しく考えすぎなくて大丈夫!
好きな映画やアニメを思い出してみよう。
たとえば『鬼滅の刃』。炭治郎がラスボスと戦う一番の見せ場って、絶対「山場」だよね。
「このあとどうなる!?」って、心臓バクバクするシーンこそがクライマックス。
国語の物語文も同じで、「一番ワクワク・ドキドキする瞬間」を探すといいんだよ。
④ 失敗しやすいポイントと対策
よくある勘違いを2つ紹介するね。
最初の出来事を“山場”と考えちゃう → 山場は物語の“真ん中〜終わり”にあることが多い。最初は“きっかけ”にすぎないよ。 “楽しい場面=クライマックス”と思う → 実は楽しいだけじゃなく、緊張したり、心が動いたりする場面がクライマックス。笑ってるだけの場面は山場じゃないこともあるんだ。
対策は、「主人公の気持ちが一番大きく変わったのはどこか?」を考えること。これが見抜くコツだよ!
⑤ 応用の仕方:物語の流れを図にしてみよう
応用テクニックとしておすすめなのが、物語を山に見立てて図を描くこと。
序盤:きっかけ(山のふもと) 中盤:問題が大きくなる(山を登る) 山場:クライマックス(山のてっぺん!) 終盤:解決(山を下りる)
図にすると「ここが一番高い=山場だ!」ってわかりやすいんだ。
3. 練習問題 or 行動ステップ
じゃあ実際にやってみよう!
練習問題
次の短い物語の山場を考えてみてね。
花子はピアノの発表会に出ることになった。最初は緊張で手が震えてしまい、途中で止まりそうになった。客席の母の顔を見ると、花子は深呼吸をして弾き続けた。曲が終わると、会場から大きな拍手がわき起こった。
👉考えてみよう!
模範解答の例
山場:花子が途中で止まりそうになりながらも、母の顔を見て弾き続けた場面 理由:そこで「やめるか、続けるか」という一番大きな決断があったから
今日からできる行動
読書をするとき、「主人公が一番ドキドキしてる場面はどこ?」を探してみよう。 読んだあと、ノートに「山場は〇〇」と一言メモするのもおすすめ!
4. まとめ
今日のポイントをまとめると…
山場=物語で一番ドキドキ・緊張する瞬間 クライマックスは「問題に決着がつくところ」 主人公の気持ちの変化に注目すると見つけやすい 図にすると流れがわかりやすい
まずは短いお話で「どこが山場かな?」って考える練習から始めてみよう。
物語の山場をつかめるようになると、テストの答えもラクになるし、物語そのものがもっと楽しく読めるよ😊

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