1ー5詩・短歌・俳句のひみつをさぐろう

1. 導入(つかみ)

「なんか、この詩ってむずかしいなぁ…」

国語の時間に詩や短歌、俳句を読んで、そんなふうに思ったことない?

物語ならストーリーがあってわかりやすいけど、詩や俳句って短いし、よくわからない言葉が出てくることもあるよね。

でもね、詩や短歌・俳句には「表現技法(ひょうげんぎほう)」っていう魔法みたいな道具が隠されているんだ。これを知ると、「なるほど!作者はこんな工夫をしてたのか!」ってスッキリするし、自分でつくるときにも役立つんだよ。

今日はその“ひみつの道具”を、いくつか一緒に見ていこう!

2. 本文(多角的に解説)

① 実生活の視点:表現技法は「言葉のトリック」

たとえば友だちに「今日の給食、カレーめっちゃ山みたいに盛ってあった!」って言われたら、ほんとに山があったわけじゃないよね。

これは「たとえ(比喩)」を使ってるんだ。こういう言葉のトリックを知ると、詩や短歌・俳句もただの短い文章じゃなくて、イメージがパッと広がるようになるんだ。

② 基本ルールや理論:よく出る表現技法4つ

ここで、国語の授業やテストによく出る「表現技法」をおさらいしておこう!

比喩(ひゆ)  「〜のようだ」「〜みたいだ」って、何かにたとえること。  例:月がまるでランプのように夜を照らす。 擬人法(ぎじんほう)  人じゃないものを、人みたいに表現すること。  例:花が笑っている。 対句(ついく)  似た形の言葉を並べてリズムを出すこと。  例:行く人も帰る人も。 反復(はんぷく)  同じ言葉をくり返して、強く印象づけること。  例:走れ、走れ、走れ!

この4つを知っておくだけで、鑑賞がグッとラクになるよ。

③ 心理的アプローチ:ゲーム感覚で読んでみる

表現技法って「探すゲーム」だと思うと楽しいよ。

ビンゴゲーム:読んだ詩の中に「比喩」「擬人法」などが出てきたらマルをつける。 イメージ変換ゲーム:技法を見つけたら、それを絵にしてみる。「花が笑う」なら、花に口を描いて笑わせる、みたいに。

「むずかしい国語」じゃなくて、「遊び」だと思えば気楽にできるよ。

④ 失敗しやすいポイントと対策

✅ 失敗1:全部むずかしく考える

→ 実はふつうの言葉づかいも多い。技法があるところだけ意識すればOK!

✅ 失敗2:答えをひとつに決めつける

→ 鑑賞は「自分なりにどう感じたか」でいいんだよ。正解はひとつじゃない。

✅ 失敗3:ただ「これは比喩です」で終わっちゃう

→ 「なぜ比喩を使ったのか」「どんな気持ちになるか」まで考えると点数UP!

⑤ 他人の工夫例:友だちの「絵ノート」

僕の友だちに、俳句が苦手だった子がいるんだけど、その子はノートに俳句を絵で表すようにしたんだって。

「古池や蛙飛び込む水の音」なら、池の絵にカエルを描いて「ぽちゃん!」って書き込む。

すると「あ、この音が大事なんだな!」って気づけて、テストの鑑賞問題もスイスイ解けるようになったらしい。

3. 練習問題(やってみよう!)

次の短歌や俳句を読んで、表現技法を見つけてみよう。

「夕焼けに ランドセルまで 赤くなる」

👉 どんな技法が使われている?

✅ 答えの一例:比喩。夕焼けで赤くなった様子を「ランドセルまで」と表現して、強く印象づけている。

「風が歌う 校庭の木々 ささやいて」

👉 どんな技法?

✅ 答えの一例:擬人法。風や木々を人にたとえている。自然と友だちみたいに感じられる。

「走れ走れ ゴールまでは もう少し」

👉 どんな技法?

✅ 答えの一例:反復。同じ言葉をくり返して、勢いとリズムを出している。

4. まとめ

今日は「詩や短歌・俳句の鑑賞」で役立つ表現技法を学んだね。

表現技法は「言葉のトリック」みたいなもの よく出るのは「比喩」「擬人法」「対句」「反復」 ゲーム感覚で探すと楽しくなる 鑑賞は正解ひとつじゃなく、自分の感じ方も大切

👉 次の一歩は、教科書や新聞に出てくる短い文章で「この表現に技法はあるかな?」と探してみること。1日1つ見つけるだけでも国語力がアップするよ!

詩や俳句は、じつは小さな宝箱。表現技法のカギを見つければ、中からキラッと光るイメージや気持ちが飛び出してくるんだ。ぜひ今日から、その宝探しを楽しんでみてね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました