2ー3【小学生向け】拡大図・縮図ってなに?身近な例で楽しく理解しよう

1. 導入(つかみ)

「地図の上の1cmって、実際の世界では何メートルなんだろう?」

「図工で描いた絵、もっと大きくしたいけどどうやってサイズを決めればいい?」

こんなふうに思ったこと、あるよね。

算数では、こういう時に 拡大図 や 縮図 を使うんだ。

拡大図:小さいものを大きく描くこと 縮図:大きいものを小さく描くこと

身近な生活や遊びでも大活躍するから、覚えておくと便利だよ!

2. 本文(多角的に解説)

① 実生活の視点:身近な例

地図:地図の縮尺は縮図の一種。1cm=100mとか 図工や工作:小さな設計図を大きくしたり、ポスターを小さくしたり お菓子作り:レシピの分量を増やしたり減らしたりするとき

たとえば、折り紙で小さなカブトムシを作ったけど、今度は大きな紙で作りたいとき、拡大図の考え方を使うと「どれくらい大きくするか」がわかるんだ。

② 基本ルールや理論

拡大図のルール

すべての辺を同じ比率で大きくする たとえば、元の長さが3cmの辺を2倍にすると → 3×2=6cm

ポイント:比率が同じでないと、形がゆがんじゃうよ

縮図のルール

すべての辺を同じ比率で小さくする たとえば、元の長さが10cmの辺を1/5にすると → 10×1/5=2cm

ポイント:縮めすぎても大きくしすぎても、比率は必ず同じに!

面積や体積の場合

面積は 比率の二乗 例:拡大2倍 → 面積は2×2=4倍 体積は 比率の三乗 例:拡大2倍 → 体積は2×2×2=8倍

「大きさの比」と「面積・体積の比」は違うから注意しよう!

③ 心理的アプローチ:楽しく覚えるコツ

まずは紙に線を引くだけでもOK カラーペンで色を変えると比率がわかりやすい 「お絵かきゲーム」と考えると、算数が苦手でも楽しくできる

例えば、友達の描いた小さな家の絵を、紙いっぱいに拡大して描く遊びをすると、自然に比率の感覚が身につくよ。

④ 失敗しやすいポイントと対策

比率を間違える → 元の長さを確認してから計算 片方だけ拡大/縮小 → 形が変わっちゃうから、全部の辺を同じ比率に 面積・体積の増減を忘れる → 面積は二乗、体積は三乗の法則を覚える

⑤ 他人の工夫例・応用

地図作り:公園や学校の地図を縮図で描くと、友達にわかりやすい 工作:小さな設計図を拡大して模型を作る お菓子作り:クッキー型を縮図・拡大して大きさを調整

身近なことと結びつけると、算数の勉強がもっと楽しくなるよ!

3. 練習問題(やってみよう!)

問題1(拡大図)

元の正方形の1辺が3cm。2倍に拡大すると何cm?

👉 解答:3×2=6cm

問題2(縮図)

元の長方形が12cm×8cm。1/4に縮小すると何cm×何cm?

👉 解答:12×1/4=3、8×1/4=2 → 3cm×2cm

問題3(面積の比)

正方形の1辺を3倍に拡大したら、面積は何倍?

👉 解答:3×3=9倍

問題4(体積の比)

立方体の1辺を2倍にしたら体積は何倍?

👉 解答:2×2×2=8倍

問題5(応用)

地図で学校までの距離が1cm。実際は200m。3cmの距離は何メートル?

👉 解答:1cm=200m → 3cm=200×3=600m

4. まとめ

拡大図:小さいものを大きく描く 縮図:大きいものを小さく描く 比率は必ず一定、面積は二乗、体積は三乗 工作や地図、生活の中で実際に試すと覚えやすい

👉 今日からの一歩は、「自分の描いた絵や工作を2倍に拡大して描いてみる」こと。

色ペンで比率をチェックしながらやると、楽しく学べるよ!

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