1. 導入(つかみ)
「テストで“登場人物の気持ちを答えなさい”って出たけど、ぜんぜんわからなかった…」
「場面が変わったって言われても、いつのこと?」
こんなふうに思ったこと、ない?
物語文って読むのは楽しいけど、いざ答えるとなると「あれ?なんでそうなるの?」ってなるんだよね。
でもね、物語文の読み取りって“コツ”を知ってるかどうかで全然変わるんだよ。サッカーでドリブルのやり方を知ると一気に上手くなるみたいに、読み取りもポイントを押さえるだけで「おっ、わかる!」ってなるんだ。
今日はそのコツを、4つの視点からわかりやすく紹介するよ!
2. 本文(多角的に解説)
① 実生活の視点:友達とのやりとりを思い出してみよう
たとえば、友達に「おはよう!」って言ったのに、そっけなく返事されたとき。
「え、なんか怒ってる?」って気づくよね。言葉だけじゃなく、声のトーンや顔の表情で相手の気持ちを考えること、普段からやってるはず。
物語文でも同じ。登場人物がどんな表情や動きをしてるかに注目すると、「あ、いま悲しいんだな」とか「ドキドキしてるんだな」って読めるんだ。
② 基本ルールや理論:気持ちは“言葉+行動”に出る
登場人物の気持ちを考えるときの鉄板ルールは、
セリフ+しぐさ+周りの様子の3点セットを見ること。
たとえば、
「もういいよ!」と叫ぶ(セリフ) 手をぎゅっと握りしめる(しぐさ) その場がシーンと静まりかえる(周りの様子)
これを合わせて読むと「あ、怒ってるけど、本当は泣きそうなくらい悔しいんだな」って気づけるんだ。
③ 心理的アプローチ:気楽に“なりきり作戦”!
難しく考えすぎなくてOK!おすすめは 登場人物になりきること。
「もし自分がこの主人公だったら、どんな気持ち?」って考えると、意外とスッと答えが出るんだよね。演技ごっこみたいに「このとき自分なら悲しいかな?それとも怒るかな?」って想像すると、楽しくできるよ。
④ 失敗しやすいポイントと対策
よくある失敗は2つ。
セリフだけで判断する → 言葉は強がりのことも多い。行動や描写もセットで見る! “悲しい・うれしい”だけで終わる → テストでは「なぜそう思ったか」まで聞かれることが多い。理由を答えられるようにしておこう。
⑤ 応用の仕方:場面の移り変わりをつかむ
場面の変化は“時間・場所・登場人物”のどれかが変わったときに起こるんだ。
たとえば、
学校から家に帰ったら → 場所が変わった 朝から夜になったら → 時間が変わった 新しい人物が出てきたら → 登場人物が変わった
ここに注目すると、「あ、ここで新しい場面に入ったんだ!」って気づきやすくなるよ。
3. 練習問題 or 行動ステップ
じゃあ、さっそく試してみよう!
練習問題
次の短い文を読んで、
①登場人物の気持ち
②理由(行動や言葉から)
を考えてみてね。
太郎は運動会のリレーでバトンを落としてしまった。ゴールのあと、友達に「ドンマイ!」と言われたが、太郎は下を向いたまま、小さな声で「ありがとう」と言った。
考えてみよう!
模範解答の例
① 太郎の気持ち:悔しい、落ちこんでいる
② 理由:バトンを落としたあと、下を向いて小さな声で答えているから
どう?コツを使うとスラスラ出てきたでしょ?
4. まとめ
今日のポイントをおさらいすると…
友達とのやりとりを思い出すと気持ちの読み取りがしやすい セリフ+しぐさ+周りの様子を見るのが基本 自分になりきると楽しくできる 場面の変化は「時間・場所・登場人物」に注目
まずは短いお話で「気持ち」や「場面」をチェックしてみるといいよ。
小さな一歩は、今日の宿題や読書で「登場人物の気持ちを一つ書き出すこと」から!
「読み取り=テスト対策」じゃなくて、「物語をもっと楽しむ方法」だと思えば気がラクになるよ


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