「意見文を書いてきてね」って先生に言われて、困ったことない?
「書き始めはどうしよう?」「真ん中で何を書けばいいの?」「終わり方がわからない!」
そんな風に思ったことはありませんか?
実は私も小学生の時、意見文の宿題にすごく悩んでいました。でも大丈夫!今日は「序論・本論・結論」の3つのパートに分けるだけで、誰でも簡単に意見文が書ける方法をお伝えします。
1. 意見文は「遠足のしおり」みたいなもの!
身近なものに例えてみよう
意見文の3つのパートは、実は遠足のしおりにそっくりなんです。
· 序論:どこに行くか発表(これから何の話をするか)
· 本論:見学場所の説明(詳しい理由や具体例)
· 結論:帰りのバスでの感想(最後にまとめ)
これならわかりやすいでしょう?
もっと簡単な例:好きなゲームを友達にすすめる時
「このゲーム、めっちゃ面白いよ!」(序論:意見)
「だって、キャラがかわいいし、音楽もいいんだよ」(本論:理由)
「だから、ぜひやってみて!」(結論:まとめ)
これも立派な意見文の形です。普段からみんな自然にやっていることなんですね。
2. 3つのパートを詳しく見ていこう
パート①:序論 – いちばん大事な第一印象
序論はゲームのタイトル画面のようなもの。読む人を「お、この話面白そう!」と思わせるのが役目です。
序論の書き方3パターン
- ストレート型:「私は〜だと思います」
- 質問型:「みなさんは〜と思いませんか?」
- エピソード型:「先日、こんなことがありました。そこで私は〜と考えました」
【例】「学校にプールを作るべき」という意見文の場合
「みなさん、暑い日に水遊びができたらいいなと思ったことはありませんか?私は学校にプールを作るべきだと思います」
パート②:本論 – 説得力の秘密兵器
本論はゲームの本編部分。ここでしっかり理由を説明します。
理由の探し方のコツ
· 数字で考える:「一つ目の理由は〜」「二つ目の理由は〜」
· 具体例を入れる:「例えば〜」「実際に〜」
· 体験談を入れる:「私の経験では〜」
【例】プール作りの理由
「一つ目の理由は、体育の授業がもっと楽しくなるからです。例えば、泳ぎの練習だけでなく、水遊びもできます。二つ目の理由は、熱中症対策になるからです。実際、去年の夏、とても暑い日が続きましたよね」
パート③:結論 – 最後に思いを込めて
結論はゲームのエンディング。読んだ人に「なるほど!」と思ってもらうのが目標です。
結論の書き方
· 意見をもう一度:「だから私は〜だと思います」
· 未来への提案:「これからは〜していきたいです」
· 読者への呼びかけ:「みなさんも〜しませんか?」
【例】プール作りの結論
「このような理由から、私は学校にプールを作るべきだと思います。みなさんも賛成してくれませんか?」
3. 書くのが楽しくなる!気持ちの持ち方
完璧を目指さないで!
「間違ったらどうしよう……」と心配になる気持ち、よくわかります。でも大丈夫!意見に正解も不正解もありません。あなたの考えはあなただけの宝物です。
小さな目標を作ろう
いきなり長い文章を書こうとすると大変です。まずは……
· 今日は序論だけ書く
· 明日は本論を1つ書く
· 明後日にもう1つの理由を書く
こんな風に少しずつ進めると、気持ちがラクになります。
おまけの魔法:声に出して考えてみよう
「どうしてそう思うの?」と自分に聞いてみて、声に出して答えてみましょう。その言葉をそのまま書けば、立派な意見文になります。
4. みんながやってしまう!失敗あるあると対処法
失敗①:序論が長すぎる
「ある晴れた日のこと、私は学校から帰って……(中略500字)……そう思った理由は……」
【対処法】序論は2〜3文でサラッと書くのがコツです。
失敗②:本論で理由が同じ
「プールを作るべき理由1:泳げるから」
「プールを作るべき理由2:泳ぎを練習できるから」
【対処法】視点を変えてみよう
· 理由1:楽しさの視点(泳いで楽しい)
· 理由2:健康の視点(体が強くなる)
· 理由3:安全の視点(水の事故を防ぐ練習になる)
失敗③:結論で新しい話題を始めてしまう
「……だからプールを作るべきです。ところで、夏休みの計画ですが……」
【対処法】結論では新しい話題を持ち込まず、今までの話をまとめるだけにしましょう。
練習問題:3パートの意見文を作ってみよう!
では、実際に意見文を作る練習をしてみましょう。
【お題】「学校でもっと読書の時間を増やすべき」
ステップ1:序論を書こう
あなたの意見は?
□ 賛成 □ 反対
意見を書いてみよう:_____________
ステップ2:本論を書こう
理由を2つ考えよう!
1つ目:_____________
2つ目:_____________
ステップ3:結論を書こう
まとめの言葉:_____________
【解答例】
「私は、学校でもっと読書の時間を増やすべきだと思います。
一つ目の理由は、いろいろな世界を知ることができるからです。例えば、冒険の本を読めば、自分が冒険している気分になれます。二つ目の理由は、言葉の力を伸ばせるからです。本をたくさん読むと、作文を書くときにも役立ちます。
このような理由から、読書の時間がもっと増えるといいなと思います。」
どうですか?3つのパートに分けると、書きやすいでしょう?
まとめ:3つのポイントをおさらい
今日学んだことをまとめると……
· 序論:これから何の話をするか伝える(ゲームのタイトル画面)
· 本論:理由を具体的に説明する(ゲームの本編)
· 結論:意見をもう一度伝えてまとめる(ゲームのエンディング)
今日からできる小さな一歩:
「給食のメニューについて、3つのパートに分けて意見を言ってみる」
「今日の給食のポテトサラダ、すごく美味しいと思います!(序論)
なぜなら、じゃがいもがホクホクしているし、マヨネーズの味がちょうどいいからです(本論)
また出てきたらいいなと思います(結論)」
こんな風に、日常の小さなことから練習してみましょう。
意見文は、あなたの考えを伝える大切な方法。どんどん練習して、自分の思いを伝える達人になりましょう!応援しています!
この記事が少しでもあなたの助けになったら嬉しいです。意見文を書くのが楽しみになってくれたら、先生としてこれ以上の喜びはありません!

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