1. 導入(つかみ)
「え、先にどっちを計算すればいいの?」
算数の問題をやっていて、こんなふうに迷ったことない?
たとえば、
2 + 3 × 4
これを見たときに、「2+3を先にやるのかな?」「それとも3×4を先にやるのかな?」って混乱しちゃうよね。
そんなときに登場するのが かっこ。
かっこを使えば、「ここから先に計算してね!」って合図をつけられる。
つまり、かっこは 計算の交通整理のおまわりさん みたいなものなんだ。
今日はこの「かっこを使った式」について、楽しくわかりやすく説明していくよ!
2. 本文(多角的に解説)
① 実生活の視点:身近な例から考えてみよう
想像してみて。
お母さんがスーパーで「リンゴ2個とバナナ3本を1セットで買って、それを4セット買った」と言ったら、どう数える?
かっこなしで書くと → 2 + 3 × 4 これは「リンゴ2個に、バナナ3本×4」を足すみたいに見えちゃう。 かっこをつけると → (2 + 3) × 4 「リンゴ2個とバナナ3本で1セット」だってハッキリする。
かっこがあるだけで、イメージがスッキリするでしょ?
② 基本ルールや理論
算数には「計算のきまり」があるよね。
かけ算・わり算は、たし算・ひき算よりも先に計算する。 でも かっこの中は最優先!
つまり、式を見たらまずこう考えればOK。
かっこの中を計算する そのあとにかけ算・わり算 最後にたし算・ひき算
例: (2 + 3) × 4
かっこの中 → 2+3 = 5 かけ算 → 5×4 = 20
かっこがあると、計算の順番がはっきり決まるんだ。
③ 心理的アプローチ(楽しく学ぶコツ)
かっこって、ただの記号に見えるけど、 自分だけのメッセージ だと思うと面白いよ。
「ここからやってね!」って未来の自分に伝える暗号みたいなもの。
ゲームで「このアイテムを先に使ってね」って合図を出す感じ。
だから「かっこがある式=ちょっとしたクイズ」だと思って挑戦すると、楽しく取り組めるよ!
④ 失敗しやすいポイントと対策
間違い①:かっこを無視して計算しちゃう → 対策:まずは「かっこの中を○で囲む」など、目で見てわかるようにする。 間違い②:かっこをつけ忘れてややこしくなる → 対策:「セットになっているものはかっこでまとめる」と意識しよう。 間違い③:式を左から順に全部やっちゃう → 対策:暗記じゃなく、「かっこが最強!→かけ算・わり算→たし算・ひき算」と覚える。
⑤ 応用の仕方
かっこを使えると、式がとっても便利になるよ。
買い物のとき:「(りんごの値段+バナナの値段)×人数」 ゲームの得点:「(アイテムA+アイテムB)×ボーナス点」 工作の材料:「(たて+よこ)×2」
かっこは算数だけじゃなく、生活の中でも「まとめて考える」っていう力につながるんだ!
3. 練習問題(やってみよう!)
問題1
(2 + 4) × 3 を計算してみよう。
👉 解答:かっこの中から → 2+4=6、6×3=18
問題2
5 + (3 × 2) を計算しよう。
👉 解答:かっこの中から → 3×2=6、5+6=11
問題3
「1本80円のペンを3本と、1本120円のノートを2冊買いました。全部でいくら?」
式をかっこを使って書いて、計算してみよう。
👉 解答:(80×3 + 120×2) = 240+240=480円
問題4(応用)
(2 + 3) × (4 + 1) を計算してみよう。
👉 解答:かっこの中を先に → (2+3)=5、(4+1)=5、5×5=25
できた?「おっ、意外といける!」って思えたら大成功!
4. まとめ
かっこは「計算の交通整理役」。どこから計算するかを教えてくれる。 ルールは「かっこ最優先 → かけ算・わり算 → たし算・ひき算」。 失敗しないコツは「まずかっこを見つけて、中からやる」こと。 買い物やゲームなど、日常のいろんな場面でも役に立つ。
👉 今日からの一歩は、「1日1回、かっこをつけた式を自分で作ってみる」こと。
たとえば「(宿題の数+ゲームの時間)×元気さ」とか、自分だけの式をつくると算数がもっと楽しくなるよ!

